さとうの話

砂糖と言えば「甘味♡そして、甘味って幸せ♡」の代名詞!さとうきびやてん菜からできる自然な調味料です。けれど「太ってしまう」や「白砂糖は体に悪い」など、一方で危険視される調味料でもあります。
私にとって砂糖は、疲れた時や少し落ち込んだ時の救世主でもあり、食べすぎた時は後悔するおまけ付きの存在。単純に良い悪いという判断をするのではなく、どう付き合うかというのは常々考えています。
みなさんも砂糖の性質や使い方を知って、上手に付き合いましょう♪

砂糖の役割って?

甘いお菓子にたっぷり入っているイメージのある砂糖。実は、砂糖は甘味をつけるという役割以外にもさまざまな性質があります。

①季節の美味しさを閉じ込める砂糖

  • 防腐
  • 酸化防止

フルーツの砂糖漬けや果物のシロップ漬けなど、季節ごとの旬のものを砂糖でコーティングすることによってカビや雑菌の繁殖を防ぎ、長期保存ができます。

②食べ物を柔らかくする砂糖

  • 親水性

下準備で少量の砂糖をお肉にもみこむことでタンパク質と水分が結びつき、お肉をやわらかくします。味のしみ込みをよくしてくれるのです。例えば、すきやきの割下に砂糖を使うのは、お肉が硬くなるのを防ぐためにこの性質を生かしています。
そのほかにも、パンの発酵を促進させたり、すし飯を長時間しっとりさせてくれたり、温度変化でカラメルやシロップに変身したりと、普段の食事にたくさんの恩恵を与えてくれます。

砂糖の種類

砂糖は大きく2つの種類に分類されます。ミネラルを含む含蜜糖(黒糖や和三盆など)、不純物を取り除いた分蜜糖(上白糖、三温糖、グラニュー糖など)、さまざまな種類があります。原材料や製法をチェックして、用途・目的にあう砂糖を選びましょう。

保存方法常温
賞味期限なし
主な原材料さとうきび
てんさい糖(砂糖大根・ビート)
その他(パームやココナッツなど)

※そのほかにも、甘味をつける調味料としてははちみつや人工甘味料などさまざまなものがあります。